電気式ロードヒーティング「オンロード」

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 熱源に電力を直接利用するロードヒーティングは、従来、主として冬期間の自動車交通
に於ける障害防止対策として採用建設され、すでに30年余りの歴史を積み重ね今日に至っております。
 元来、自動車道路の路盤上にヒーティングケーブルを直接布設し、表層をアスファルト又は、セメント等により鎮圧固定する方法が一般的で、重軽を問わず数限りない車輌の通行を考えればシステム全体として重装備にならざるを得ず、まして現に通行中の道路への施工となれば通行制限や施工時間の調整等もあり、どうしてもコスト面で高価なものにならざるを得ないのが実情であります。
 ここに紹介するOn Roadヒーティングシステムは、主として人の歩行の安全を目的に考案された簡易型ロードヒーティング方式で、機能性・耐久性に優れしかも極めて安価に提供できるシステムであります。

※ 現有路面(アスファルト、コンクリート、石材、タイル又は鋼構造物等)をそのまま利用し、
 その上に直接布設するので工期が極めて短期間です。
※ ヒーティングユニットは現場に対する割付設計により、事前に工場製作しますので現場
 では入力結線のみ、スピーディできれいな仕上がりです。
※ ヒーティング路面は天然素材の特殊仕上がりとなり、景観マッチ性と共に適度な
 ノンスリップ仕上がりで快適な歩行感が得られます。また、既設の路面材との接着性も良好
 で剥離の心配はありません。
※ 下盤の耐力次第で人の歩行のみならず車輌の通行・駐車等に対しても何等制約はあり
 ません。
※ 電気ロードヒーティングシステムの最大の故障原因は結線部からの漏電事故、OnRoad
 結線部は全て未加硫ゴムによる現場加硫シールですので安心です。